今日は雑談100%です。人事とは1ミリも関係ありません。
大長編ドラえもんは最高
年末、時間があったのでドラえもんの映画を何本か観ました。Amazonプライムで無料で観られるんですよ。Amazonプライム最高、ドラえもんも最高。
大長編ドラえもんの中で一番好きなのは「大魔境」です。ジャイアンが熱すぎる。
で、ドラえもんを何作か観ててふと思ったんですが、映画のドラえもん世界って何度も危機に陥ってるんですよね。地底人やら海底人やら宇宙人やらが、地球に攻めてきたり良からぬことを企んでたりで、そこをドラえもん一行が救うわけです。
ドラえもん世界はどれだけ危険な異世界人がいるんだ、とふと気になったのが今回の記事の発端です。正直、どう着地するか分からないまま書き始めたけど、ドラえもん世界はかなりデンジャーなんじゃないかなぁ。
大長編ドラえもんの危険な異世界人をまとめてみた
とはいっても、リメイクを除いて30作品ある大長編ドラえもんを全て観たことがあるわけではありません。観たことがあるのは14作目の「ブリキの迷宮(ラビリンス)」までなので、映画14作品目までの危険な異世界人をまとめてみました。ネタバレありまくりなのでご注意を。
太字になっているのが、危険な異世界人が出てくる作品です。
- のび太の恐竜
未来人が原始時代で恐竜の密猟を行い、のび太に懐いている恐竜のピー助を狙う。
記念すべき映画1作目。危険な異世界人は特に出てこない。ピー助がかわいい。 - のび太の宇宙開拓史
コーヤコーヤ星にある大企業「ガルタイト鉱業」が鉱石ガルタイトの独占を企み開拓民を追い出す。宇宙の殺し屋ギラーミンとのび太の一騎討ちが見所。 - のび太の大魔境
アマゾンの奥地にある進化した犬の王国「バウワンコ王国」のダブランダー大臣がクーデターを起こし、古代兵器を用いて外界へ侵略しようとする。
明確な地球への侵略意志のある異世界人が初登場。映画のジャイアンは別物とよく言われるが、ジャイアンの男前度が特に高いのがこの作品。ジャイアンファンは必見。 - のび太の海底鬼岩城
海底国家アトランティスに残された自動報復装置ポセイドンが活動を再開。ポセイドンにより鬼角弾が発射されれば地球に甚大な被害が及ぶらしい。
4作目で世界崩壊規模の危機。バギーがいなければ世界が滅びていた。 - のび太の魔界大冒険
もしもボックスで魔法の世界になったパラレルワールドが舞台。魔界星から魔王が人間世界の侵略を企む。
古典的な世界征服を企む敵が現れるも、もしもボックスによるパラレルワールドなので今回の主旨からは外れる。全体的にホラー色が強く、「序盤に張り巡らせた伏線の見事な回収」「タイムマシーンに乗っても追ってくるメデューサがトラウマものの怖さ」「もしもボックスによる解決というフェイント」「映画版で初めて登場するドラミちゃん無双」など見所多し。のび太とドラえもん以外は全て(スネ夫やジャイアンも)パラレルワールドの住人というのもうっすら怖い。 - のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)
親指サイズの宇宙人が住むピリカ星でクーデターが起き、独裁者ギルモアが大統領パピを追放して独裁政治を行う。
タイトルに「戦争」が入っていてかなりハードな描写が多い。スネ夫の覚醒が見所。 - のび太と鉄人兵団
ロボット惑星メカトピアのロボットが地球侵略作戦を企てる。
シンプルに地球侵略者が襲ってくる。大戦力かつ現代を超えた科学力で攻めてくるので、ドラえもん一行がいなければ征服されていただろう。ドラえもん側がガチ戦力で陽動、かく乱するのが見所。ドラえもんはもはや戦略兵器。 - のび太と竜の騎士
地底に恐竜が進化した地底人が住んでおり、地上征服を企む。
大魔境と同様に世界侵略を狙う。どんな戦力だったかはあまり覚えてない…。 - のび太のパラレル西遊記
過去の世界に置きっぱなしにしたヒーローマシンのせいで現代世界が妖怪に乗っ取られる。
世界の危機どころか既に世界が乗っ取られているところから始まる作品。妖怪のママが2階にゆっくり近づいてくるシーンはトラウマもの。ただ、魔界大冒険同様にドラえもんの道具による危機なので、今回の主旨とは異なる。 - のび太の日本誕生
過去世界に、未来人ギガゾンビが現れ歴史を操ろうとする。
これも世界の危機だが、異世界人ではなく未来人なので除外。しかし、原始時代を自分のものにして何が楽しいのかギガゾンビ。 - のび太とアニマル惑星(プラネット)
アニマル星に悪魔「ニムゲ」が攻め込む。地球への侵略意思はなさそうだけど、宇宙にはこんなのもいるのか。 - のび太のドラビアンナイト
絵本入りこみ靴で、しずかちゃんがシンドバッドの世界に閉じ込められてしまう。絵本の中の話なので世界に危害を加える存在はなし。 - のび太と雲の王国
雲の上に、文明が遥かに進んだ天上人が住んでいる。天上人は環境破壊を繰り返す地上人に愛想を尽かし、地球文明を全て洗い流す「ノア計画」を企む。
純粋な悪人ではなく、善良な天上人が相手というこれまでの作品とは異なるパターン。
「故障したドラえもんが怖い」「ノア計画に対して雲溶かしガスで対抗するドラえもん(抑止力としての核武装を想起させる)」「雲溶かしガスを悪用されて責任を感じたドラえもんの単身特攻」「キー坊との再会」など見所が盛りだくさん。特にドラえもんの単身特攻は、これまで秘密道具で切り抜けてきたドラえもんがただの鉄の塊として突っ込んでいくギャップが衝撃的。 - のび太のブリキの迷宮(ラビリンス)
ブリキン島の独裁者ナポギストラーが人間貧弱化計画を企て、人間を支配する。
ロボットの反乱という当時としては新しいテーマ。ここでもドラえもんは壊れる。
このようにまとめてみると、14作中9作品で危険な異世界人が出てきます。意外にも宇宙人より地球内の方が危険な異世界人が多い!
危険な異世界人が出てくる9作品のうち、「大魔境」「海底鬼岩城」「鉄人兵団」「竜の騎士」「雲の王国」の5作品に出てくる異世界人は明確に地球への攻撃意思があり、ドラえもん一行がいなければ5回も世界は滅びていたことでしょう。すごいぞドラえもん。
・・・・そんなドラえもんも大概危険ですけどね。
↑大の苦手であるネズミを見つけたドラえもん。地球を滅ぼすには宇宙人も海底人も必要ない、一匹のネズミで良かったんや!