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なべはるの人事徒然

フィードフォース人事の中の人。採用、教育、評価制度、組織活性など、日々考えていることを綴ります。現在人事で働いている方、人事の仕事に興味のある方、就職活動中の学生などに読んでいただけたら幸いです。

【新卒採用担当向け】イベント参加前チェックリスト

採用担当者の主戦場 採用イベント

リクナビ・マイナビなどの大手ナビもオープンして、いよいよ2017年卒の新卒採用活動が本格的に始まりました。

私たち採用担当者にとっての主戦場の1つが、合同企業説明会・逆求人などの採用イベントです。多くの企業が、イベントで学生に直接企業をアピールし、選考を受けてもらうことで採用につなげています。
そこで今日は、私たち採用担当者がイベントに参加する前に用意しておくことのチェックリストを作ってみました。自分自身のためにも。

採用イベント参加前チェックリスト

ここでは、配布資料やPC、プロジェクタなどの持ち物ではなく、イベントを成功させるための準備ができているかにフォーカスをあてます。

プレゼンの超絶テクを持っている方や黙っていても学生が応募してくれるような人気ブランド企業の場合はこういった細かな工夫は必要ないかもしれません。
担当者が普通の人だからこそ、知名度の低い企業だからこその、伝える工夫をチェックリストとして用意しました。

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1.参加者の特徴(属性、志向、就職活動の状況)を捉えているか

まずは、イベントに参加する学生がどんな特徴を持っているかを把握/予想しましょう。
就職活動を始めたばかりなのか、既に選考を始めているのか、他社内定を持っているのか、男性が多いのか女性が多いのか、理系が多いのか、どの地方が多いのか等々。
属性については定量的に把握できますが、志向については予想するしかありません。そのイベントがいつ、どのような集客方法で、どのような見せ方で集められているかを掴むことで、予想の精度を高めましょう。主催のイベント会社に温度感を確認しておくのもいいですね。

2.イベントの特徴を捉えているか

イベントの趣旨、規模、プレゼンや座談会の時間と形式、他参加企業等を把握しましょう。ココを把握していないと、後述のゴール設定がうまくいきません。

3.イベントのゴールは具体的に設定できているか

一番大事なのがココです。ゴールを設定しなければ何となく参加しただけで終わってしまい、うまくいったかどうかも分かりません。

ゴールを設定する際、「自社の良さを知ってもらう」などの抽象的な設定ではダメで、「イベント終了後に○日後の面接を設定する」「週末の自社説明会に予約してもらう」など具体的なアクションにまで落とし込んだゴールを設定します。

また、言わずもがなですが参加学生の特徴・志向とイベントの特徴に合わせたゴールを設定しなければなりません。
業界研究に来た学生に5分の説明だけでいきなり役員面接を案内してもうまくいかないでしょうし、逆に「すぐ選考を受けたい」と思っている学生に30分の説明で「業界の良さを知ってもらう」というゴールではもったいないです。
ここまでの準備で、「誰に」「どんな風に」接触できるかを把握できているはずですので、参加学生の特徴・志向とイベントの特徴に合わせたゴールを設定しましょう。

4.参加者の特徴とゴールに合わせた資料・プレゼン内容ができているか

参加学生とイベントの特徴をふまえたゴール設定ができていれば、後はそのゴールのためにどのようにイベントを進めるかの戦術を考えます。ここでの注意点は下記のとおり。

全てはゴール達成のため

イベント当日に話すこと・見せるものは全てゴール達成のためです。
どんなに良い話をしてもそれがゴール達成に寄与しなければ意味がありません。ましてや会社概要と事業内容をただ読みあげることは誰も得しません。

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伝えたいメッセージを絞り込む

たいていのイベントでは学生と話すことのできる時間はごく限られているでしょうから、いかにして伝える内容をそぎ落とし、絞り込み、伝えたいメッセージにフォーカスさせるかが重要です。

伝えられるメッセージは一般的には5~10分で1つです。ついついあれもこれもと会社の良いところを羅列したくなってしまいますが、1日に数多くの説明を聞く学生にとっては、それでは何の印象も残りません。
思い切って伝えたいメッセージを1つか2つに絞り、そのメッセージをどう伝え、設定したゴールに導くかに集中したほうが絶対に良いです。

参加企業の中でどう自社を印象に残すか

他参加企業に合わせてプレゼン内容を変えられると更に良いです。

同業界が多く参加しているなら業界の中での優位性を強調するとか、他企業が全てtoCで自社だけtoBの会社であれば、BtoBの面白さの話をするとか。
私の会社の場合は、多くのイベントで参加企業中最小規模になるので、第二創業期で会社を創っていく過程の面白さの話をすると、他企業とはバッティングせずにメッセージを伝えやすかったりします。

参加者の満足度を追求しない

参加者の志向に合わせた話をするといっても、参加者の満足度を追及する必要はありません。参加者の満足度とゴールの達成は必ずしも比例しないからです。

「意欲と能力の高いアッパー層のみ選考に進んでもらう」というゴールを設定したのなら、あえて難しめの内容/厳しめの内容を話して、8割の学生に嫌われてでも2割の学生のみに訴求させる、という手もあるでしょう。

準備をすることで良質な振り返りができる

チェックリストは以上です。上記のように色々と工夫して臨んでも、人を相手にしている以上うまくいかないことは多々あります。
しかし、このようにゴール設定とそれに合わせたメッセージングをきっちり設定しておくことで、うまくいかなかったときに適切な振り返りができるようになります。
ゴール設定が誤っていたのか、伝え方がよくなかったのか、イベントの特徴に合致していなかったのか等々。うまくいったこととうまくいかなかったを振り返り、次のイベントに活かすことができるようになるのです。

このシーズン、採用担当者はとても忙しいと思いますが、だからこそ忙しい中参加するイベントが有意義になるよう、しっかり準備して臨みましょう!