採用管理システム検討ポイントのアンサー記事
3か月ほど前に、下記の記事を書きました。採用管理システム導入を検討していたので、そのポイントをまとめたものです。
その後検討した結果、システムはTalentio社のTalentioに決めました。今回の記事では、システムをどういうポイントで選んだか、何故Talentioに決めたのかを記録します。
Talentioを選んだ理由①:基本機能・要件を満たしている ただし...
まず、当たり前の話ですが、採用管理システムに期待する要件・機能を最低限満たしていることが前提です。今回重視したのは下記の機能。
- 候補者登録 → 選考登録 → スケジュール登録までがスムーズか
特にGoogleカレンダーとの同期ができるか - 候補者への連絡機能。システムからスムーズに候補者へ連絡できるか
特に2つ目の候補者連絡機能が想定以上にうまく機能し、業務が効率化されています。
今、私の会社では採用担当が2名おり、候補者との連絡はどちらのメンバーからも送る可能性があります。システムを使わずにメールでやり取りしていると、誰がどんなメールを送ったのか混乱する場合があります。状況を確認しようとすると過去のメールを検索する必要があって面倒だったり。
Talentioを使うと候補者ページからダイレクトにメールを送ることができるので、誰がいつ見ても候補者の状況・メール履歴を確認しながらメールを送ることができます。
しかも、候補者からのメールに未対応のものがあるとメールボックスに印がつくので連絡漏れも防いでくれています。
ただし、正直なところ機能の充実だけでTalentioを選んだわけではありません。むしろ、不満なところはまだまだあります。
特に、「エージェントとの連携機能」「候補者データの分析機能」はまだまだ実用に耐えるものではなく、今後の改善に期待したいところです。
正直、機能面だけでいえば、同時期に検討していたビズリーチ社のHRMOSのほうが優れていたように思えます。では、機能面で不満があるのにどうしてTalentioを選んだのかを、2つ目以降の理由で解説します。
Talentioを選んだ理由②:開発スピード・改善スピードが爆速
機能追加・システム改善のスピードがとにかく速い!2017年の1月だけでも大小13コの機能改善がありました。サポートから改善要望を出したら即日対応してくれたことも!
ここまで爆速で改善されていくのであれば、今時点の機能の不満もいずれ解消されるだろうという期待が持てたことが、選んだ理由の2つ目でした。
Talentioを選んだ理由③:他サービスとつながっていく思想に共感
バックオフィス部門には、採用以外に労務・評価・経理など様々な業務があります。当然、採用以外の業務のシステム化も視野に入れてますので、導入する採用管理システムが他のシステムとどう連携するか?は気になるところです。
よくあるのは、採用・評価・労務などの人事関連のシステムはまるっと同じ会社が開発・提供するパターン。同じ会社のシステムを使えば当然スムーズに連携できるので、その会社に全て任せられる場合は安心です。
一方で、Talentioは他社・他サービスと有機的に連携していく思想のようです。
手始めとして、KUFU社のSmartHRと連携しました。
こういったサービスの思想は良い悪いも正解不正解もなく、好みの問題かもしれませんが、私自身はTalentioの有機的に連携していく思想に共感しました。
人事という分野だけ見ても、各社で状況・課題は様々です。採用の課題と労務の課題は全くの別物ということもあるでしょう。採用の課題をA社のシステムで解決できたからといって、労務の課題もA社のシステムに合致しているとは限りません。
それであれば、1社に頼めばなんでも解決できます、というワンストップ型ではなく、その時その時で適したサービスを複数活用し、それらサービスを有機的に連携させていくことのほうが時代に即しているように感じるのです。
Talentioを選んだ理由④:安い
最後に料金。Talentioはかなり安いです。
採用管理システムの相場感としては5万円/月 前後というところでしょうが、今ウチが利用しているプランは2万円/月 です。
というか、月間50名の候補者追加までなら無料で使えるので、かなりの期間無料で使わせてもらっていました。もう少し高くてもいいんじゃないかなぁと思うくらいです。
料金については下記参照。
ツールを使いこなすことで生産性を高める
日本だとまだまだ業務のIT化が進んでいないなんて言われたりしますが、最近はHRTech界隈も盛り上がってきてなんだかワクワクしますね。
ツールを使いこなすことで仕事が効率化し、短い時間で高い成果を出せるのは間違いないので、自社の課題に合った適切な選定と利用ができるようになりたいと思い、ツール選定について言語化してみました。
ところで、今は評価管理システムの導入を検討しています。どなたか評価管理システム導入のポイントを言語化してくれませんか…?(他力本願)