なべはるの人事徒然

フィードフォース人事の中の人。採用、教育、評価制度、組織活性など、日々考えていることを綴ります。現在人事で働いている方、人事の仕事に興味のある方、就職活動中の学生などに読んでいただけたら幸いです。

靴下アンマッチの悲劇を繰り返さないために

何故か靴下の左右が揃わない!

皆さんこんにちは。
突然ですが、靴下アンマッチという悲劇の現象をご存知ですか?

どういう理由か分からないけれど、靴下の左右が揃わないあの現象のことです。寝坊して急いでいる朝ほど発生する確率が高くなります。

下記の写真が、今朝の私の洗濯済の靴下です。全てバラバラ。
マッチングする際に分かりやすいようにと柄などが特徴的な靴下を買うようにしていたのにこの有様。ペアとなるべきもう片方の靴下が一体どこにあるのか、もはや誰にも分かりません。

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この現象、私だけではないようで、「靴下 揃わない」と検索すると同じような状況の人は多くいるようです。
「洗濯する」「干す」「しまう」「履く」のいずれかの工程で靴下が消失する現象は全国共通。全ての人に起こりうる悲劇です。

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下記のブログでは、この悲劇の現象を「靴下の対称性の破れ」と呼んでおり、行方不明になって洗濯されない靴下を「靴下のランダムウォーク」とし、靴下が揃っていない状態で回す洗濯機の中にもう片方の靴下が入っていることを願い射幸心が煽られる状況を「靴下コンプガチャ」と表現しています。

uiuret.hatenablog.com

更に、この悲劇の現象を心理学者のサイモン・ムーア博士と統計学者ジェフ・エリス博士が分析しているようです。彼らは2000人の洗濯を観察し、靴下消失確率を導く方程式を編み出しています。
彼らによると、イギリスでは1人当たり月平均1.3足の靴下が消失しているとのこと。1年なら15足、人生80年としたら1200足もの靴下が消失することになります。

karapaia.com

私自身、30年あまりの人生を経験して、こういった靴下の消失はやむをえず避けようがないものとして受け止めています。
きっと家の中に小人さんが住んでいて、夜な夜な靴下の片方を持っていっているんでしょう。そうとでも考えなければ説明ができないレベルで靴下がなくなる。小人さんのせいだと考えると、靴下消失(socks missing)にも腹が立たなくなります。
小人さんはきっと、私の片方だけの靴下で生活が豊かになっている。私の靴下アンマッチも誰かの役に立っているのかもしれない。

靴下アンマッチの悲劇を回避する唯一の方法

とはいえ、靴下アンマッチによる私の生活への不利益は見過ごすわけにはいきません。
朝、どうしてもマッチングする靴下が見つからなかったときの、比較的に似ているペアを妥協して選ぶあの悲劇をもう2度と繰り返すわけにはいかない。

この悲劇を避けるためには、「洗濯するときに注意する」などの人の注意力に頼った施策では根本的な解決にならないし、小人さんの活動は止められない。もっと仕組みから抜本的に変革しなければ。

というわけで、今持っている靴下を全部捨てました。
そして、UNIQLOで同じ靴下を15足買ってきました。

↓私が購入した後のUNIQLOの靴下売り場。1つだけ異常に売れてる↓ 

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これでもう、靴下アンマッチは起こりようがない!

仮に小人さんが靴下の片方を持っていったとしても、洗濯機の裏の深淵に靴下が吸い込まれても、全ての靴下がマッチングするんだから全く問題がない。買った15足が1年後に減っている可能性はあるけれど、その1年の間、朝の靴下アンマッチの悲劇は起こらない。もう、あの悲劇は2度と起こさせない。

 

皆さんもどうぞお試しください。

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