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なべはるの人事徒然

フィードフォース人事の中の人。採用、教育、評価制度、組織活性など、日々考えていることを綴ります。現在人事で働いている方、人事の仕事に興味のある方、就職活動中の学生などに読んでいただけたら幸いです。

転職時に確認すべき収入・待遇リスト

いざ転職!収入面はどうなる?!

中途採用市場は相変わらず活況で、しばらくは転職しやすい状況が続くようです。
私の周囲でもここ数年で転職した人が数多くいますね。

doda.jp

IT / ベンチャー企業を中心に中途採用市場が活況で転職先自体は見つかりやすい状況ですが、転職前後の収入がどうなるかはやはり気になるもの。
ここでは、転職前後の収入を比較するにあたって気をつけるべきポイントをまとめました。

会社によって年収の定義が異なる

最も気をつけるべきが、会社によって年収の定義が異なるということです。
転職時の希望年収は人によってそれぞれでしょうが、仮に下記の条件・希望の転職希望者Aさんがいたとします。

【Aさんの現職の待遇】

  • 年収500万円
  • 残業なし
  • 賞与なし
  • 現年収維持以上を希望

このAさんが転職活動の結果、B社から下記のオファーが出たとします

【B社からのオファー】

  • 年収520万円
  • みなし残業代 60時間 / 月 分を含む
  • 賞与はなし

このオファーを見て、「20万円の年収アップで希望通りだ」
とオファーを承諾するのは早計です。

Aさんの現職と転職先のB社とでは、年収の定義が大きく異なるからです。
現職では残業ゼロですが、転職先のB社では1か月60時間の残業代が見込まれています。この60時間分の残業代を差し引いて年収の定義を揃えると下記のようになります。

【現職での年収】

  • 残業0時間での年収・・・500万円
  • 時給・・・2604円

【B社の残業代を除いた年収】

  • 残業0時間での年収・・・340.4万円
  • 時給・・・1773円

(1か月の標準労働時間は160時間で計算しています)

残業ゼロと同条件にすると、なんと32%も年収ダウンです。
もちろん、ダウン提示であっても仕事内容その他の条件も含めて納得できるのならそれで良いのですが、ダウン提示であること自体に気づかないのは問題です。

このように、現職と転職先の年収条件を正確に比較するには、まず前提条件を揃えるところから始めなければなりません。

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年収比較時に揃えるべき前提条件リスト

最低限、下記条件を揃えられれば安心だと思います。
転職先の最終面接終了時、もしくはオファー提示後に人事に確認するようにしましょう。

  • 賞与の支給条件
    オファーに記載されている賞与額が必ずしも満額払われるわけではありません。在籍のタイミング、業績、評価による支給額の増減 等が明確な記載がない場合は確認しましょう。
  • 労働日数、労働時間
    年収金額は同じだけど、出勤日数/労働時間が大幅に増える!というケースもありえます。
  • 残業代支給の有無、残業代の支給条件、残業時間
    上で挙げた例のように、残業条件によって金額が大きく変わるので絶対チェックです。
  • 各種手当を含む金額か否か
    会社によって、年収に交通費を含んだり含まなかったり、交通費自体の支給がなかったりと条件は様々です。
    交通費、家賃手当、家族手当、等々、各種手当が年収に含まれるのか含まれないのかは見落としがちです。特に、福利厚生が充実している大企業にお勤めの方は要注意です。

このように、前提条件を揃えることができれば、現職と転職先の金銭的な条件比較を対等に行うことができます。
お金が全てではないけれど、お金が大事なのは間違いないと思いますので、見た目のアップ提示・ダウン提示に惑わされず、冷静な目でジャッジしましょう。

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