こんにちは!なべはるといいます。
このブログは、人事アドベントカレンダーの6日目の記事です。
前日は @M3ds_kanagawa さんの内定者が新卒採用をやってみた感想です。在学中に内定先で採用業務をやっていらっしゃるんですね、すごい!日々学びを感じているようでステキです。
さて今日は、わたしが独断と偏見で選んだ人事パーソンにオススメの書籍を7冊ご紹介します! 大学時代から本を読むのが好きで、人事・組織系の本は数えきれないほど読んできたのですが、その中でも今読むべき7冊に絞り込んでみました。
年末年始に読書したい方、人事としての基礎を学びたい方に少しでもお役に立てればさいわいです!
最新の人事トレンドを押さえる3冊!
OKR、1on1、No Ratings、継続的なフィードバックとパフォーマンスマネジメント等…ここ数年で人材マネジメントのトレンドが大きく動いています。
そういったトレンドを押さえるのにオススメなのがこの3冊です。
OKR シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法
MBO や KPI に替わるゴール設定テクニックとして注目されている OKR についての貴重な日本語訳本です。OKR について知るにはとりあえずこの本を読んでみることをオススメします。
架空のスタートアップ企業が OKR を導入して成長していくストーリーと共に解説されているので、読みやすくイメージしやすいです。
わたしのチームでは、この本で紹介された4象限の OKR ボードや Winセッションを日々運用しています。この本がなければ、OKR の概念は分かっても実際の運用イメージはわかなかったので、いまの業務にいちばん役立っている一冊です。
Yahoo!の1on1
すべての企業が Yahoo! ほど 1on1 の目的を人材育成に極振りする必要はないと思いますが、それでもメンバーとのコミュニケーションの取り方の基礎について学ぶにはとても参考になります。
他社に先駆けて 1on1 を本気で導入してきた Yahoo! さんの凄みを感じる1冊です。
ハーバードビジネスレビュー 2017年4月号「人材育成」
最後は書籍ではなく雑誌です。ハーバードビジネスレビューにも人事系のトピック増えてきましたねー。
「人材育成」がテーマの号ですが、注目は2つの特集。
- 年度末の人事査定はもういらない~業績評価から人材育成へ~
- 年度末の人事査定はいまだ有効だ~人材育成の視点からの反論~
なんというプロレス企画笑。
正反対の主張の2つの特集ですが、よくよく読んでみると「環境の変化が速い環境下での人材育成」について同じ考え方を持っているのが分かります。
No Ratings 導入を検討するにあたって、本質的な問題は何か?を確認できる良い特集だと思うので、未読の方はぜひ。
トレンドを正しく理解するために、歴史や理論を知ろう!
最新の人事トレンドを知る3冊を紹介してきましたが、トレンドの本質をとらえるには歴史や理論を知っておくことも重要です!
というわけで、組織論の歴史や理論を知るための厳選2冊をご紹介!
HIGH OUTPUT MANAGEMENT -人を育て、成果を最大にするマネジメント-
1on1 や OKR の原型となる手法をすでに編み出していたアンディ・グローブの先見性たるや…!
最新の手法や事例の話しばかりを聞きすぎて、結局どうすればいいか分からなくなってしまったときに、心を落ち着かせるために読むことをオススメします。
無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論 18人の巨匠に学ぶ組織がイキイキする上下関係のつくり方
人事たるもの、キャリアについて自分の意見を持てるようになりたい、という方にはこの2冊
最後に、キャリアについて考えるきっかけになる2冊を紹介します。
人事という仕事上、キャリアについて考えることも悩むことも多いと思います。そんな方の一助となれば幸いです。
キャリア論
好きなようにしてください -たった一つの仕事の原則-
以上、オススメの7冊を紹介しました!
なべはる、これも読んどけ、という本がありましたら是非教えてください!!
人事アドベントカレンダー、7日目は arakichiho さんです。お楽しみに~。