なべはるの人事徒然

フィードフォース人事の中の人。採用、教育、評価制度、組織活性など、日々考えていることを綴ります。現在人事で働いている方、人事の仕事に興味のある方、就職活動中の学生などに読んでいただけたら幸いです。

新年の抱負を実現させるためのコツ

新年に立てた目標は達成されない?!

新年明けました。気持ちを新たに目標を立てたり新年の抱負を述べた方も多いと思います。
お正月の開放的な気分でついつい高い目標を立ててしまい、1年振り返ってみると全然達成できていない、なんてことありませんか?
(ちなみに私の2015年の目標は体重5キロ減に対して3キロ増でした。達成率-60%!)

下記サイトによれば、8%の人しか新年に立てた目標を達成できていないそうです。

any-stress.com

そこで今回のブログでは、新年の抱負を言うだけでなく達成させるためのコツを共有したいと思います。

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既にある習慣にリンクさせて行動定着させる

今回のブログは下記の本を参考にしています。

人材育成担当者のための絶対に行動定着させる技術

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目標を具体化するだけでは達成されづらい

抽象的な目標ではなく具体的な行動を立てよう、というのは聞いたことがあるかと思います。
確かに、「本をたくさん読む」よりも「月に本を3冊読む」の方がより達成できる気がします。実際、この目標でもしっかり本を読める人はいるでしょう。

しかし、人は弱いものです。つい忙しくて、体調が悪くて、などの理由で本を読む時間を作れないことがあります。

せっかく具体的に立てた目標が中々達成できない理由は、立てた目標をいつやるか、の視点が抜けているからです。

普段やっている習慣の「ついで」にできる行動目標を設定する

人は本質として変化を嫌うので、新しい目標を立てて実践することは本能的に苦痛だったりします。これまで本を読む習慣がなかったのに急に本を読もうとしても中々行動に移すことはできません。

そこで、普段自然と行っている習慣にリンクさせて「ついで」にやることで、苦痛を感じずに目標達成のための行動定着がしやすくなります。

先の「月3冊本を読む」という目標であれば、例えば下記のようになります。

  • 通勤電車に乗っているときは本を読む
  • 毎週土曜日のコーヒータイムの間は本を読む

ここでのポイントは、「通勤電車に乗る」「毎週土曜日のコーヒータイム」は特に努力しなくても続いている習慣になっていることです。努力も意識もせずにできる習慣をトリガーにして、「ついで」にやることで、新しいことを始めるという本能的な苦痛を感じずに、無理せず行動が定着できるようになるのです。

 

このように、せっかく立てた新年の目標がキチンと達成できるように、習慣にリンクさせた行動にまで落とし込んでみてはいかがでしょうか?