他社合同新入社員研修をやってみた
5月も中旬になり、新人の受け入れ・研修も一旦落ち着いた会社も多いと思います。
フィードフォースでは、4月下旬より職種ごとの研修期間に入っており、イチ早く活躍できるよう毎日頑張ってくれています。
今日は、いくつか実施した研修のうち特にやって良かったと思える他社合同での新入社員研修についてまとめてみます。
↓4月上旬に実施したビジネスマナーを教えてもらう研修については下記参照↓
自社の概要・事業内容を他社の新入社員に教える
今回、合同研修にご協力いただいたのは株式会社マーケティングアプリケーションズさんと、株式会社エスワンオーインタラクティブさんの2社。
合同研修の内容は、「各々の会社の新入社員が、自社の会社概要や事業内容を相手の会社の新入社員に教え合う」というもの。普通、新人研修は自社内で完結する場合が多いので、まさに"他流試合"です。
フィードフォースの新入社員研修は「自走式」がテーマだったので、例によって詳細は人事が決めず、合同研修の目的とスケジュールのみを伝えて、発表の内容やそこに至るまでの計画は全て新卒メンバーに任せました。
他社への発表以外にもいくつかタスクやミッションを同時平行で任せており、時間に余裕のない中で先輩社員の力を借りながら準備を進めてくれました。
そのときの様子は下記をご参照。
合同新入社員研修の目的とメリット
設計時から意識していた目的・ゴールと、実際にやってみて感じた感想も含めてまとめると下記の3つです。
緊張感が保たれる = 良質な失敗体験ができる
研修期間中、新卒メンバーは皆マジメに取り組んでくれているとはいえ、ずっと社内で自社の社員のみと話しているとどうしても緊張感が薄れたりダレたりしてしまうことがあります。
「他社の社員に対してプレゼンする」という普段の研修とは異なる状況を作ることで、緊張感を保つことができる、というのが当初考えていた目的の1つでした。
また、実際にやってみて気づいたのは、緊張感が保たれることで"良質な失敗体験"を積むことができる、ということです。
スケジューリング、知識のインプット、発表資料の作成、発表の準備・練習、アウトプットの質等々、初めから完璧にできる人はいませんし、完璧にできるようなら研修は必要ありません。現場に出て取り返しのつかない失敗をする前に、あらかじめ失敗体験を積むこと研修の意義の1つです。
そういう意味では、他社と合同での研修にすることで緊張感が保たれ、結果として良質な失敗体験ができたのは想定以上の収穫でした。
他社を知ることで自社の理解が深まる
入社後にとにかく覚えることが多い新入社員ですが、何はともあれ自社のことをしっかり理解することが重要です。自社が何を社会に提供し、どんな課題を解決しているのか。自社にはどんな人がいて、どのようにその価値を創出しているのか、をまずは学ぶことになると思います。
しかし、自社のことだけを見ていてはその理解が偏ってしまうリスクがあります。
他社と合同で研修を行うことで、他社から見た自社がどのようにうつっているのか、他社はどのような価値を生み出しているのか、を理解することで結果として自社の理解を深めることができたと思います。
特に今回は、全くの異業界ではなく、大きく見れば同じ業界で得意領域が異なる2社と合同研修ができたことには大きな意味があったと思います。
他社の同期ができる
最後に副次的な効果として。
研修期間中に他社の同期入社の社員と交流する機会は中々ありません。
合同研修を通して、他社の同期との交流ができることで、今後様々な場面で刺激しあったり、励ましあったり、一緒に業界を盛り上げていったりと、化学反応が生まれることが期待できます。
以上、新入社員合同研修をやってみた感想を振り返ってみました。
最後に、ご紹介した2社の人事の方、新卒社員の皆さまには大変お世話になり感謝しております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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