マーケター経験者を招き入れて採用マーケティングに取り組むことになったので、経緯とか背景をまとめてみたよ
こんにちは!ゴールデンウィークいかがお過ごしですか?わたしはスプラトゥーン2をしたりドラクエビルダーズ2をしたりスプラトゥーン2をしたりしています。
さて、わたしの勤めているフィードフォースという会社で、採用マーケティングポジションを募集することになりました。求人はこれから作成するのですが、その前に採用マーケティングポジションを募集することになった背景等をまとめてみました。
自分の思考の整理用 & 将来応募してくれた方に見せる用です。
※2019年7月追記※
おかげさまでこのポジションで良い方に出会うことができ、充足しました。
採用マーケティング is 何?
すごくざっくり言うと、マーケティングの考え方や手法を人材採用に取り入れることを採用マーケティングと呼んでいます。
候補者のペルソナを立て、ペルソナに合わせたカスタマージャーニー(認知・興味・検討・応募・選考・内定)を設計したうえで各々の施策を企画・実行していくというマーケター的な思考が、いま人材採用に求められているのです。
逆に言えば、フィードフォースも含めてマーケティングの考え方を人材採用に取り入れられていない企業がほとんどです。
数年~10年ほど前まで、就職/転職するために候補者がすることは、「大手ナビに登録する」「人材紹介会社を利用する」くらいしかありませんでした。そのため、これまでは採用企業からすれば大手ナビと人材紹介会社を利用していれば一定の応募を獲得できたのでマーケティング思考が必要なかった、ともいえます。
しかし現在では、ナビや人材紹介会社も多様化し、リファラルや SNS 転職などの新しい転職手法も増えてきました(そもそもデジタルでの情報量も膨大に増えています)。それに加えて、複業やフリーランスなどの新しい働き方の増加・少子高齢化という背景もあり、従来型の手法では優秀な人材の採用が困難になりつつあるのです。
フィードフォースではこれまで年間10数人の採用を行ってきましたが、そのほとんどが「人材紹介会社に依頼する」「転職サイトに掲載する」などの従来型の採用手法によるものです。従来型の手法でも一定の成果は出ているものの、上記の理由から採用マーケティングの必要性を感じ、今回の採用マーケティングポジションの募集に至ります。
採用マーケティングの考え方については、Wantedly さんがまとめている下記のスライドがとても分かりやすくまとめてくれているのでどうぞ。
▼リクルートメント・マーケティング入門:あたらしい採用の常識
https://speakerdeck.com/wantedly/recruitment-marketing-101
人事/採用経験者ではなく、マーケター募集
以上のような背景なので、人事/採用の経験者ではなくて、マーケター経験者の方をお迎えしたいと思っています。むしろ人事経験がないほうが既存のやり方にとらわれずに発想できていいのではと思ったり。
「応募までに検討期間がある」「最終コンバージョン(入社)までに複数回接触する」「ターゲットの利害関係者にも納得してもらう必要がある」などの採用活動の特性から、どちらかというと BtoC よりも BtoB で特定のプロダクト/サービスのマーケティング経験者のほうが親和性が高いかなと考えています。
マーケターの方が人事/採用にキャリアチェンジするというよりは、マーケターの方がマーケターとして、人事/採用をマーケティングしていただくことをイメージしています。
採用マーケティングポジションに任せたいこと
現状、マーケター視点での採用活動はほぼできていないので、マーケター視点での採用活動戦略の企画・実行をお任せすることになります。
施策ありきではなくて、どこが課題か?何をすべきか?から一緒にディスカッションしながら決めていければと思っていますが、現時点でわたしがやりたいなと考えている一例としては下記など
- ペルソナとカスタマージャーニーの設計
採用活動の全体像の把握とボトルネックの洗い出しから - 採用サイトの改修
設計したカスタマージャーニーをもとにした採用サイトの役割を明確にしたい。職種ページごとに LP を作ってエントリーしてもらうことに特化させたほうがよさそう - 採用サイト/LP への導線設計
各種メディアや SNS の活用、将来的には広告出稿など - カジュアルエントリーとリードナーチャリングの設計
いきなり応募・面接ではなくて、カジュアルに情報を受け取るような一次 CV とそこから本応募してもらう仕組みをつくりたい。サービスサイトでいう「資料請求」から「商談」へと移行するような - 広報コンテンツの拡充・強化
オウンドメディア work plus があるものの、戦略的にできていない
繰り返しですが、施策ありきではなくて戦略からいっしょに企画していくことになります。
マーケター⇒採用マーケティングのキャリアとやりがい
プロダクトやサービスのマーケターから採用マーケティングに転身することがキャリアにどう影響するか?は世の中的に前例がないので正直よく分かりません。
ただ、マーケティング対象が特定のサービスから会社そのものに変化することを考えると、採用マーケティングだからこそ経験できること・やりがいは下記が想像されます。
- PR するものが多岐にわたる
事業内容・組織・人・制度・働き方 etc... ペルソナにとってどの情報が必要で、自社にはどんな武器があるのか?を多くの選択肢のなかから取捨選択して施策を打つことができます - 組織自体を自分の手で良くすることができる
採用・制度・育成などの観点から、組織を自分の手で良くすることができます。組織が良くなればマーケティング施策もうまくいくので、サービスでいうところの企画・開発にも携われるといえると思います - 経営陣といっしょに経営課題に取り組める
採用や組織の課題は、今後多くの企業にとって重要な経営課題になるのは間違いありません。企業の重要な経営課題にマーケティングの専門性を活かして関わることができます
加えて、今回のポジションはイチから体制を整えるところから取り組んでいただくことになるので、そういう環境がワクワクする方にとっては非常に面白いと思います。
一方で、企画も実行も自分たちでやる必要があるので、ガッツリ手を動かして施策を実行していただくことになります。手を動かすことから離れて、マネジメント主体のキャリアを積みたい方にとっては、現時点ではマッチしないかもしれません。
採用マーケティング経験後は、そのまま採用マーケティングを極めるも良し、別サービスのマーケティングを経験するもよし、企業広報や PR に転身するも良し、スキルと意欲しだいで色々な選択肢があるかと思います。
採用マーケティングに興味があるマーケターの方、ご連絡ください!
以上、今回の採用マーケティングポジション募集の背景等をまとめてみました。
これを読んで、面白そうだと思ってくださる方がもしいれば、是非いちどお話ししましょう!
今回のポジションでは、その会社のことを好きになれるか・マーケティングしたいと思えるか?が何より大事だと思うので、まずはフィードフォースのことをがっつり知ってもらう時間を作りたいと思います!
連絡方法は下記のとおり。お好きな方法で気軽にご連絡ください。
残業時間とか労働環境とか気になるぞ、という方は下記の記事をどうぞ。
おまけ:いっしょに働く人たちの紹介
最後に、フィードフォース人事部の愉快な仲間たちの紹介です。いっしょに働けるといいなぁ。
なべはる
- 30代中盤
- 採用全般、教育研修、人事制度、work plus の運営 など色々を担当
- 人材マネジメントと組織論が好き
- 趣味は読書とスプラトゥーン2。得意ブキはわかばシューター
しおりん
- 中途採用、労務を担当
- JCDA 保有
- お酒とうさぎが好き
いくみん
- 新卒採用を担当
- 予備校運営から人事へキャリアチェンジ
- 英語とタイ料理が好き
今回の募集ポジション("〇〇〇ん"じゃなくてもオッケー)
- BtoBマーケティングの経験者を想定
- 採用マーケティングに関わる施策全般を担当
- それ以外にも、やりたいことがあればどうぞチャレンジしてください
以上、お読みいただきありがとうございました。
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