なべはるの人事徒然

フィードフォース人事の中の人。採用、教育、評価制度、組織活性など、日々考えていることを綴ります。現在人事で働いている方、人事の仕事に興味のある方、就職活動中の学生などに読んでいただけたら幸いです。

HUNTER × HUNTER の念能力6系統で喩える人事スキル

こんにちは!冨樫義博先生が大好きです。いちばん好きな作品は『レベルE』です。
というわけで、HUNTER × HUNTER がついに連載再開&新刊出ましたね。

そんな中、下記の記事を読みました。データ分析スキルを念能力6系統で喩えるというもの。 

tjo.hatenablog.com

とても分かりやすく、かつ面白く読ませていただきました。
そして、この記事を読んで思ったのです。「これ、人事スキルでも同じことできるのでは…?」
というわけで、やってみます「念能力6系統で喩える人事スキル」!二番煎じなのは承知のうえです。やりたくなったのだから仕方ない!

全国のハンターハンター好き人事の方はぜひご笑覧くださいませ。

おさらい:念能力って?

知ってる人には今さらかもしれませんが、念能力は下記のように6つの系統に分かれています。

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日テレ ハンターハンターアニメ公式より)

強化系はものの力を強めるのが得意、放出系はオーラを飛ばすのが得意など、個々人の資質によって得意な能力系統を表しています。

ここでポイントになるのは、自身の得意系統から距離が近いほど習得しやすく、距離が離れるほど習得しづらいこと。ただし、特質系だけは特別で、隣り合っているからといって特質系の能力を持つことができません。
このことを念頭において、下記の喩えをご覧くださいませ。

人事スキルを念能力6系統にあてはめてみる

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はい、こんな感じになりました。それぞれ解説していきます。

強化系:採用

モノの力を強める強化系は、対面でのコミュニケーションが求められる採用スキルです。シンプルだけど奥が深い点も採用のイメージに合っている気がします。
隣り合っているマーケティングスキル(放出系)を身につければ採用力はさらに伸びますし、人材育成(変化形)を習得すれば採用した人材の活躍までコミットできるようになります。

陽の当たりやすい業務を担当しているためか、真反対に位置する訴訟対応や労基対応(特質系)のスキルと同時に持っている人は稀なようです。

放出系:PR・マーケティング

オーラを飛ばすのが得意な放出系は、最近注目されているPR・マーケティングです。自社の魅力をターゲットに合わせて発信していくイメージは放出系にピッタリです。
一昔前までは人事のスキルとして語られることは少なかったですが、最近では重要なスキルの1つですね。

前述のとおり、隣り合っている採用(強化系)との相性が良いです。
反対側に位置する労務(具現化系)はやはり相性が悪いのか、スキルを併せ持っている人はほとんどいません。

変化系:人材育成

オーラの性質を変化させる変化系は人材育成、教育研修スキルです。教育研修をとおして、人材を成長・変化させるイメージです。

前述のとおり、採用スキルをつけて入社~活躍までコミットできる人事を目指すのも良いですし、給与計算や労務(具現化系)を身につけて、入社した人材をサポートするプロフェッショナルになる道もあるでしょう。

本来であれば人材育成と人事制度(操作系)は切り離せない関係なのですが、多くの大企業で育成と制度は別の担当者が配置されているようです。系統図の相性でいえば人事制度は苦手分野ですが、育成と制度両方を身につければ、ユニークで市場価値の高い人材になれそうです。

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オーラを電気に変えるキルア HUNTER × HUNTER 125話

操作系:組織・人事制度

モノや人を操作することが得意な操作系は、人事でいうと組織や人事制度の構築・運用スキルにあたります。人に直接干渉するのではなく、組織や制度を介して効果を出すあたりが操作系っぽい。
また、組織や制度は会社ごとに正解が大きく異なり、ある会社で成功したやり方だからといって他の会社で同じやり方がうまくいくとは限りません。そんな「ハマれば強く、ハマらなければもろい」あたりも操作系っぽさがありますね。

組織や制度を定着させるために、社内外へうまく発信できると更に価値が高まるので、系統図の隣に位置するPR・マーケティングスキル(放出系)も合わせて習得すると良いでしょう。

具現化系:給与計算・労務

オーラを具現化するのが得意な具現化系は、人事でいうと給与計算・労務です。具現化系は具現化したオーラを一般人から見えなくすることができるのと同様、一般人(人事以外)からすると何をやっているのかよく分からないと言われがちです(こじつけ苦しい)

どの企業にとってもなくてはならない給与計算・労務のお仕事。幻影旅団でいうところのパクノダやコルトピのような、組織にとって非常に重要な存在です。

業務の特性上、労働基準法などの法律知識に詳しくなるため、後天的に訴訟対応・労基対応(特質系)に目覚めやすい系統でもあります。

特質系:訴訟対応・労基対応

どの分類にもあてはまらない、特殊な系統の特質系は人事でいうと訴訟対応・労基対応です。ふだん表に発信されている仕事には出てこない分野ですが、大企業の人事なら必ずこの役割がいます。

前述のとおり、労働法に詳しい具現化系と、社内の制度を熟知している操作系が後天的に特質系になりやすいですが、あくまで「なりやすい」だけで向かない人にはまったく向きません。

「理想は山型」複数のスキルを身につけて価値を高めよう

こじつけもありましたが、人事のスキルを念能力6系統にあてはめてみました。あなたは何系でしたか?

ここでのポイントは、強みとなる特定の系統のスキルを身につけたら、相性の良い隣りの系統のスキルも合わせて身につけることで価値の高い人材になれることです。

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(HUNTER × HUNTER 144話)

ビスケの言うとおり、1つのスキルだけを身につけていては応用がききませんし、他系統のスキルを身につけることで得意分野のスキルが伸びることは実際にあると思います。

一方で、系統が離れている相性が悪いスキルをあえて身につけるという逆張り戦略もありかもしれません。
マーケティングのできる労務、組織や制度に詳しい育成担当者など、身につけるのは困難かもしれませんが、ひとたび身につければマネされづらい、自分だけの価値を出すことができます。

あなたの会社が求めているのはどの系統?

もしあなたの会社が人事を新しく募集する場合、どの系統が得意な人材を求めていますか?

採用(強化系)が得意で、マーケティング(放出系)もちょっとできるゴンのようなタイプがいいのか、労務(具現化系)を極めたコルトピがいいのか、採用(強化系)・人事制度(操作系)・労務(具現化系)がちょっとずつできるカストロが欲しいのか…。いまの組織の課題に合わせて求める人材像を定めましょう。
採用もマーケティングも労務も制度も育成もなんでもできる、エンペラータイム時のクラピカのような人材はほぼいませんし、いたとしてもなにかしらのリスクがあるかもしれませんよ?