OKR 運用の秘訣はカントリーマアムにあった
はじめに
どうも、フィードフォース人事のなべはるです。
この記事は、feedforce Advent Calendar 2018 の18日目の記事です。
前日は新卒4年目にしてフィードフォースの SaaS セールスのエース、Daiki Matsushita の 情熱と強引さが人を巻き込む ~ゴルフで感じた身になる教訓~ です。ロジックとエモさが程よくブレンドされた良記事!その情熱に巻き込まれているのか、社内でゴルフ流行ってますねー。
さて18日目の今日は、人事らしくフィードフォースで導入しているゴール設定テクニック OKR の運用方法について書こうと思います。
ちなみに先日、俺のOKR と Hacking HR! というイベントでわたしのチームで実践している OKR 運用方法について話してきました。
そこで話した内容を記事にすることで楽できる改めて解説したいと思います!
前提:OKR はムーンショットを狙うもの
OKR とは、Objective and Key Result の略。目標と目標達成を測る主要な指標をリンクさせることで、組織と個人の向かう先とやるべきことを明確にするゴール設定テクニックのことです。
以前解説記事も書いています↓
OKR 自体の細かい解説は今日は置いておくとして、今回ポイントにしたいのは、OKR はふつうにやっていては成し遂げられないような野心的な目標(ムーンショット)を実現させるためのゴール設定テクニックだということです。
ムーンショットの設定については、下記の記事に詳しいです。
チームメンバーが達成に向けて前向きになる OKR 運用がしたい
このとおり、OKR はふつうでは達成が難しいムーンショットを狙うものです。達成確率が50%程度となるのが良い KR 設定といわれるみたいですね。
そうした、達成できるかできないかちょうどいい塩梅の KR を設定して(設定するのもかなり大変です!)、さぁ高い成果を出すために頑張るぞ!とマネジャーは意気込むわけですが、人は高い目標を設定されたからといってがんばれるわけではありません。
OKR で高い数値目標を設定することで、下記のように思うメンバーがいるかもしれません。
- 毎月未達で、気分が落ち込む
- 数値に追われるばかりで仕事を楽しめない
- 評価に関係ないんですよね?
メンバーがこのような心理状況になってしまっては高いパフォーマンスを出すことは望めません。
というわけでこの記事は、メンバーが前向きに OKR 達成に向き合えるようにするために実際にやっていること を紹介します!
月曜日の朝イチに「今週のフォーカス」を設定&確認
まず、1週間の始まりは「今週のフォーカス」の確認からです。
OKRボードという OKR の進捗が一目で分かるようにしたホワイトボードに、「KR 達成のために今週実現するべきこと」を記載してチームメンバーと合意をとります。
「フォーカス」というくらいですから、その週のメンバーの時間は、基本的にはすべてフォーカス達成のために使うべきです。
週のアタマにこうしてフォーカスを確認することで、その週にやるべきこと・実現することが何か、の共通認識を作ることができます。
「今週のフォーカス」に少しでも進捗があれば必ず賞賛する
そうして始まった1週間。チームはフォーカス達成のために時間とアタマを使うことになります。
ここで大事なのが、フォーカスに少しでも進捗があれば必ず賞賛し、喜ぶことです。
例えば、「●●職種の有効応募を5件獲得する」というフォーカスがあったとして、1件でも応募があれば拍手して、口に出して一緒に喜びましょう。
フォーカスが進捗することは、大きく立てた OKR 達成に少しでも前進することなわけです。目の前の一歩を一緒に喜び、進捗することが楽しいという感情になるのが大事だと思います。
Slack でも、応募があるたびに喜びを周囲に共有しています↓
週末は Win セッションで成果を労って次週へ向けて振り返り
そうして、進捗があるたびに喜びながら迎えた金曜日。
月曜日に定めた今週のフォーカスの進捗を共有する Winセッション を行います。
ここで大事なのが、下記の3点です。
翌週のアクションにつながる振り返りを
フォーカス達成に向けて取り組んだことのうち、良かったことや効果がなかったことを共有して翌週のアクションにつなげましょう。
一人で考えるよりも、メンバーに発信したり質問されたりすると考えが整理されて良いアクションプランを思いつきます。
反省会・詰めの場所にしない
OKR は高い成果を出すための手法であって、特定の個人を評価したり追い詰める目的のものではありません。
Winセッションでは、フォーカスを達成していてもしていなくても、ドヤ顔でこの1週間 KR 達成のためにやったことを発表するといいと思います。大事なのは、次週にどう活かすか。
美味しいお菓子を用意する
上述のとおり、反省会や詰めの場所ではなく、前向きな振り返りと労いが行われるのが Winセッションですから、和やかな場をセッティングする必要があります。
人は甘いモノを食べるとリラックスできるので、甘いお菓子を用意するといいでしょう。そうですね、「カントリーマアム 大人のチョコチップバニラ味」なんかがオススメです。個包装ですし、手も汚れませんし。
(不二家 カントリーマアム より)
まとめ:チームの事情に合わせた OKR の運用を!
はい、というわけでわたしのチームで実践している OKR 運用方法を紹介してきました。
ここで大事なポイントは、OKR を設定したからと言って成果が上がるわけではなく、チームメンバーが達成に前向きになる仕掛けが必要 といいうことです。
そのための仕掛けとして、
- 週の初めにその週のフォーカスを共有して、何を達成すべきかを明確にする
- 進捗があればその都度賞賛して喜ぶ
- 週末には前向きな振り返りの場を演出する
- 振り返りの場を和やかにするためにはカントリーマアムが最適
という話をしてきました。
以上は、あくまでわたしのチームでいまのところ良さそうと思っているやり方ですので、これからどんどんやり方を変える可能性がありますし、チームの事情によっては別のやり方がハマることもあるかと思います。
ウチはこんなやり方やってるよー、とか、こんなお菓子がオススメ!とかがあれば是非教えてくれると嬉しいです。
なお、今回紹介した手法のほとんどは『OKR(オーケーアール) シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法』を丸パクリ参考にしています。
おまけ:Win セッションで登場したお菓子たち
わたしがお菓子好きということもあって、これまでの Winセッションではさまざまなお菓子が登場してきました。
せっかくなので、思い出せる限りで挙げておきます。
- パキーラ チョコミント味(ブルボン)
- ショコラルーベラ ホワイト(ブルボン)
- カントリーマアム 大人のチョコチップバニラ味(不二家)
- うすやきカントリーマアム チョコミント味(不二家)
- カントリーマアム ミニ ほうじ茶ラテ味(不二家)
- コロン 大人のミルク味(グリコ)
- コアラのマーチ イチゴ味(ロッテ)
- 紗々 深黄栗味(ロッテ)
- 紗々 蘇芳いちご味(ロッテ)
- シャルロッテ 生チョコレート<バニラ>(ロッテ)
- ブラックサンダー ミニ(有楽製菓)
- 小枝 チョコノワール味(森永製菓)
- アポロ とかしキャラメルミルク(明治)
- ハロウィン仕様 チロルチョコ
- ハロウィンの売れ残りのグミ
- ミルク餡まん(セブンカフェ)
- 香ばしシリアルシュガー(セブンカフェ)
- どら焼き(うさぎや)
みなさんのオススメのお菓子があったら教えてください~。
以上、 feedforce Advent Calendar 2018 18日目の記事でした!
明日は、フィードフォースでいちばん漫画を保有する男 kysn_rm が自作本棚について書くらしいです。お楽しみに~。